製品・技術・サービス概要
アンダーミクロン級の超微粒子を得ようとした場合、従来は機器を微調整しながら何度も粉砕を繰り返していたため、作業者が現場から離れることができませんでした。新開発の”セルフポンピング機能”を搭載した「自己循環型摩砕機」はスイッチをONするだけの簡単作業で目標粒子を得ることができます。
原料を投入すると「粗砕モード」で運転が始まり、あらかじめ設定したタイミングで「微細モード」に切り替わります。繊細なクリアランスや回転数のコントロールもすべて自動。所定の工程を終了すると自動停止し、アラームを発し運転終了を通知します。自動排出、自動洗浄機能の設定もあります。(オプション)
また、粉砕室内は処理物で隙間なく満たされているため、処理物が空気に触れることなく、品質劣化がほとんどありません。
また、滞留を生じない新機構の本体設計により、粒度分布にムラの出ない画期的な性能を実現しました。
製品の特徴
- 【小型自己循環スーパーマスコロイダー(型式:MKZA6-5CJMR)】
研究室および少量生産用のコンパクト設計で、分解組立も簡単。
チラー水をジャケット部に供給すれば、製品温度を大幅に引き下げることもできるので、より高品質な製品作りができます。 - 【中型自己循環スーパーマスコロイダー(型式:MKZA10-20CJMⅣ)】
CNF(セルロースナノファイバー)の場合、1バッヂ20~30kgの原料スラリーを約1時間で200~300ナノメートル級の超微粒子に解繊します。原料供給から排出・洗浄まで自動化(オプション)できますので、生産用としても十分ご使用いただけます。
実演予定・スケジュール
粉砕デモ 粉砕原料:セルロースナノファイバー 実演時刻:常時