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【欧州の食品工場に採用多数】洗浄しやすい形状と仕上げを突き詰めた食品機械専用アジャスター
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設備機器・技術・部品
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製品・技術・サービス概要
ハイジェニックデザインとは「衛生的な・清潔な設計」を意味し、食品機械を洗浄しやすい設計にすることにより、製造工程を衛生的に保つという考え方です。欧州から拡がった考え方で、日本でも、海外向けの案件やハイエンド機種を中心に取り入れられています。
小さく複雑な形状で、汚れが溜まりやすい「部品」においても、この考え方を取り入れた製品を使用することで、機械のハイジェニックデザインを追求できます。
製品の特徴
- 機械から露出したねじ部分を覆うために、ナットが筒状になっています。これにより、細かい溝に汚れがこびりつきにくく、洗浄しやすくなっています。
製造ラインの洗浄水は、脚をつたって排水されるため、アジャスターには汚れが溜まりやすくなります。特に粉末や油脂を扱うラインでは、この溝にこびりついた粘土状の残渣からカビが発生し、カビを食べるチャタテムシ等が発生する場合があります。 - 一般的なアジャスターは、台座部分が平らですが、ハイジェニックアジャスターは、水が流れ落ちるよう傾斜がついています。また、より流れ落ちやすくなるよう、アジャスター全体が、表面の細かい凹凸をなくした「光沢研磨仕上げ」になっています。なお、約15°の首振り機構がついています。
- 固定部分と台座が一体化したアンカー固定用もあります。また、固定用ボルトには、先端部が曲面になっているドームナット(別売品)の使用をおすすめしております。
アンカーを打つための固定金具部分や、ボルト先端のねじ溝の露出も、汚れが溜まりやすい細かい凹凸・隙間となります。アンカー固定用とドームナットで、対策を徹底できます。 - 部品同士が接触する各部分には、シリコーン製のOリングがついており、水や汚れの侵入を防ぎます。底部はニトリルゴム(NBR)がついています。これらは米国食品医薬局(FDA)の規格に認定されたゴム材料を使用しています。
- 3A(アメリカの食品供給者団体や酪農食品協会などの非営利団体)が定める88-00に準拠しています。衛生設計の意識が高い欧米での採用実績も豊富です。