FOOMA JAPAN 2024

FOOMA JAPAN 2024 〜世界最大級の食品製造総合展〜 | 一般社団法人 日本食品機械工業会主催

東7Q-24 株式会社安川電機

食品仕様ロボット MOTOMAN-GP8

  • 初披露

食品加工および中食市場を自動化

  • ロボット・IT・IoT・フードテック
    • ピッキングロボット

製品・技術・サービス概要

食品加工用途向けMOTOMAN-GP8は、食材の開梱・下処理・加熱処理・トッピングや包装といった
食品に直接触れる工程の自動化を実現するため、特殊表面処理をした食品仕様ロボットです。

製品の特徴

  • 防錆を強化
    本開発機種は、標準仕様でIP67※という保護等級を有しています。さらに、食品市場向けの用途に耐えうる構造とするため、ボルトなどの締結部材を業界で実績のあるステンレス製の材質に変更することは言うまでもなく、外観に露出する部品については、従来の塗装ではなく、特殊な表面処理を採用することにより、塗装片などが生産ラインに落下する異物落下・侵入を抑制しています。
    ※IP67とは
    電気機器内への異物の侵入に対する保護等級の規格で、粉じんが内部に侵入せず、規定の圧力、時間で水中に浸せきしても有害な影響を受けないレベル。高圧洗浄には未対応。
  • 耐薬品性・サニタリー性を考慮した設計
    当社が開発したロボットは、外観部品に特殊な表面処理を施すことにより、食品業界で使用する複数の洗浄液に対しては十分な耐性を有する構造を実現することができました。また、外観部に使用するボルトを可能な限り、凹部のない六角ボルトに変更することにより、洗浄後の衛生面の対策を強化しています。
  • 食品機械用潤滑剤を改善
    従来機種に採用していた食品機械用潤滑剤では、ロボットの使用環境温度は15℃~45℃であり、特に包装前工程の工場における低温環境下での自動化という、市場のニーズに十分に応えることができていませんでした。しかし、より低温領域で使用可能な新たな食品機械用潤滑剤の採用により、標準仕様と同様に、0℃~45℃の使用が可能となり、ロボットの適用できる用途が拡大し、食品用途としての市場の要望を満たすことができました。